“茫寞”の読み方と例文
読み方割合
ぼうばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがておぼろげながら、灯を囲んだ若干の足音も感ぜられた。漁夫の移動であるかも知れない。茫寞ぼうばくとして暗闇のなかに、敵意と愛情を感じあいながらお互いの火は接近して行くのである。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)