英対暖語えいたいだんご)” の例文
若き男女だんじょ相倚あいよ相戯あいたわむるるさまに至りては元より枚挙にいとまあらざれど、そのうち英対暖語えいたいだんご』第三巻に男は屏風びょうぶ引廻ひきまわしたる夜具の上に起直り楊枝箱ようじばこ片手にくさ楊枝を使へば
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また『英対暖語えいたいだんご』のうちに「唄女はおりとかいふ意気なのでないと、お気には入らないと聞いて居ました。どうして私のやうな、おやしきの野暮な風で、お気には入りませんのサ」
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)