苦酸にがず)” の例文
軍医大佐はそうした私の眼の前に、苦酸にがずっぱいような、何ともいえない神秘的なような冷笑の幻影を残しながらパチンと携帯電燈の光りを消した。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)