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苦澁
ふりがな文庫
“苦澁”の読み方と例文
新字:
苦渋
読み方
割合
くじふ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くじふ
(逆引き)
勘三郎はこれを言ふのが精一杯らしく、恐ろしく
苦澁
(
くじふ
)
な表情をして見せますが、實は言ひ度くて仕樣がなかつたのかもわかりません。
銭形平次捕物控:229 蔵の中の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
錦太郎は泣いて居りました、
苦澁
(
くじふ
)
の色が顏一面の筋肉を
痙攣
(
けいれん
)
させて、聲のない
嗚咽
(
をえつ
)
が、時々激情の言葉を
吃
(
ども
)
らせます。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
庄司三郎兵衞の顏には、
苦澁
(
くじふ
)
の色が隱すべくもありません。男女兩體揃つて、無疵のまゝでこそ、大した値打のものでせうが、一方の女體の額に大穴があいては、踏み倒されるに決つて居ります。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
苦澁(くじふ)の例文をもっと
(5作品)
見る
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
澁
部首:⽔
15画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷