苦氣くるしげ)” の例文
新字:苦気
中に雪つもる夜の明星かとばかり紫匂ふダイヤモンド、此指輪ゆびわは彼人の手に日頃光しそれよ白ばらは二人が紀念きねんの、さゝやきし其時の息やこもるなつかしやとばかりつく息も苦氣くるしげなり。
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)