“良弁”の読み方と例文
読み方割合
ろうべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行基ぎょうき良弁ろうべんのごとき名僧が側近にたすけたことも見逃しえないが、しかしここに感得さるるのは、そういう外的事情のみではない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
良弁ろうべんのようにキビキビした表情を持った男が生存した時代には、われわれの想像するような敏感な女がいなかったはずはない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
奈良朝時代に華厳宗けごんしゅうの大徳良弁ろうべん僧正の幼少時代に於て現出された——それは、今般、ここらでお馴染なじみになっている猛禽と同様
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)