トップ
>
艀船
>
はしけ
ふりがな文庫
“
艀船
(
はしけ
)” の例文
万寿丸は別に錨を巻いて逃げるほどのことはないが、石炭積み取りの
艀船
(
はしけ
)
は波で来られないという、はなはだじれったいあいまいな日が三、四日続いた。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
落人
(
おちうど
)
両人の者は夜分
窃
(
ひそか
)
にその
艀船
(
はしけ
)
に乗り移り、神奈川以東の海岸から
上
(
のぼ
)
る積りに用意した所が、その時には横浜から江戸に来る街道一町か二町目
毎
(
ごと
)
に今の
巡査
(
じゅんさ
)
交番所見たようなものがずっと
建
(
たっ
)
て居て
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
船長は直江津の
艀船
(
はしけ
)
の
腑甲斐
(
ふがい
)
なさを、冷やかす意味において、水火夫全体へ向かって、当番を除いたほかの者は、ボートと
伝馬
(
てんま
)
とをおろして、練習していいという
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
“艀船”の意味
《名詞》
陸と停泊中の大型の船舶との間に貨物または旅客などを運送するのに用いる小型の船舶。はしけ。
(出典:Wiktionary)
艀
漢検1級
部首:⾈
13画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“艀”で始まる語句
艀
艀舟
艀板