“舌癌”の読み方と例文
読み方割合
ぜつがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舌癌ぜつがんで舌の右だか左だかの半分を剪断せんだんするというので、麻酔をかけようとしたら、そんなものは要らないと云ってどうしても聞かない。
追憶の医師達 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
こう分業が行われだすと融通がかなくなります。ちょっと舌癌ぜつがんにかかったからと云うてかかとで飯を食う訳には行かず、不幸にして痳疾りんしつうれいたからと申してへそで用を弁ずる事ができなくなりました。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)