致身録ちしんろく)” の例文
明史巻一百四十三、牛景先ぎゅうけいせんの伝の後に、忠賢奇秘録ちゅうけんきひろくおよび致身録ちしんろく等の事を記して、録はけだし晩出附会、信ずるに足らず、の語を以て結び、暗に建文帝出亡しゅつぼう、諸臣庇護ひごの事を否定するの口気あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)