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膽振
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いぶり
ふりがな文庫
“
膽振
(
いぶり
)” の例文
新字:
胆振
「時に、あの」と、遠藤は一層ゆるやかに出て、「日高、
膽振
(
いぶり
)
に關する話は、どうか早く願ひます、一度わたくしが目を通しますから。」
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
膽振
(
いぶり
)
、日高、
天鹽
(
てしほ
)
、
後志
(
しりべし
)
、渡島などを巡廻するので、丁度場合がいいから、うちの社長が遠藤君に説き勸めて、君に隨行を頼むことにしたんだ。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
夕張炭山線の分岐點なる追分を過ぎ、
安平
(
あびら
)
、
早來
(
はやきた
)
、
遠淺
(
とほあさ
)
など云ふ驛を經て、
膽振
(
いぶり
)
の沼の端に至つて、一行は汽車を降りた。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
膽振
(
いぶり
)
や日高の切り開らかれた道路の兩がはの、黒土の脇腹に火山灰層の白い筋が通つてゐる樣に、白ペンキで塗つた板かべの腰に二本の赤筋の通つてゐる廊下で、義雄はそんな患者等に出會つたが
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
日高の
門別
(
もんべつ
)
村を東へ拔ける時、後ろを返り見ると、遙か西方に
膽振
(
いぶり
)
の
樽前
(
たるまへ
)
山の噴火が見えた。眞ッ直ぐに白い烟が立つてゐるかと思へば、直ぐまたその柱が倒れ崩れて、雲と見分けが附かなくなつた。
日高十勝の記憶
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
膽
部首:⾁
17画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“膽”で始まる語句
膽
膽力
膽太
膽玉
膽々
膽吹
膽大
膽汁
膽試
膽汁質