膏腴かうゆ)” の例文
然れども地底の岩を音なしに流るゝ水こそ地面を膏腴かうゆにする者なり、彼れ数学者が人知らず辛棒しんぼうせし結果は我人民の推理力を養うて第十九世紀科学跋扈ばつこの潮流に合することをくせしめたりき。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)