腰貼こしば)” の例文
ある晩のこと、彼はこっそりと、二人の隣の部屋に泊り込んで、彼等が湯殿へ行った間に、境の砂壁の腰貼こしばりの隅に、火箸ひばしで小さな穴をあけた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)