“脱臼”の読み方と例文
読み方割合
だっきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大腿骨だいたいこつの付根を脱臼だっきゅうして、半年は歩くこともできまい、ということであったし、他の四人も相当な傷で、みな医者の治療を必要とする状態であった。
雪の上の霜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
娘は言った、「『野鴨』の娘は可哀そうですね。」「うん。」「わたしは跛なんです。赤ん坊の頃、脱臼だっきゅうになってしまいました。左足が少し縮んでいます。」「そうか。」と老人は頷いた。
老人と孤独な娘 (新字新仮名) / 小山清(著)