脊恰好せかっこう)” の例文
脊恰好せかっこうは、馬鹿に大男の様でもあり、そうかと思うと、非常に小さな男の様でもあり、不思議に覚えていません。湖水の岸を伝って庭の外へ出ると、向うの森の中へ逃げ込んだ様でした。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
顔形から脊恰好せかっこう声音こわねに至るまで、まるでうり二つだったのです。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)