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脆弱
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ひよわ
ふりがな文庫
“
脆弱
(
ひよわ
)” の例文
ははは
乃公
(
おれ
)
か、乃公はそんな
脆弱
(
ひよわ
)
い身体でない。いはばこれも道楽の、好きでする仕事に、疲れなんぞ出るものなら、とうに死んでゐる筈なり。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
元が安物で
脆弱
(
ひよわ
)
いからであろうけれど、初やなぞに言わせると、何か厭なことがある前徴である。しかたがないから、片足袋ぬいで、半分
跣足
(
はだし
)
になる。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
いつも彼の皮膚は病妻の容態をすぐ
側
(
そば
)
で感じた。些細な
刺戟
(
しげき
)
も天候のちょっとした変動もすぐに妻の体に響くのだったが、
脆弱
(
ひよわ
)
い体質の彼にはそれがそのまま自分の容態のようにおもえた。
苦しく美しき夏
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
幼ないころは
脆弱
(
ひよわ
)
であつた長男をしみ/″\と眺めて、みよ子と同じに孝一の頭を撫ではじめたが、孝一は堅くなり、無愛想な表情で下を向いた。小さな反感と憎悪が孝一の胸に湧いてゐるのだつた。
父の帰宅
(新字旧仮名)
/
小寺菊子
(著)
お前のそういう
脆弱
(
ひよわ
)
なのが、そうでないより私にはもっとお前を
風立ちぬ
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
“脆弱(
脆弱性
)”の解説
脆弱性(ぜいじゃくせい、en: vulnerability)とは、情報セキュリティ・サイバーセキュリティの用語で、コンピュータに存在する情報セキュリティ上の欠陥をいう。セキュリティホールとも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
脆
漢検準1級
部首:⾁
10画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“脆弱”で始まる語句
脆弱児
脆弱性
脆弱点
脆弱面