脂肉しにく)” の例文
老朽の脂肉しにくを養うとも、心のそこには、なおいささかの良心でもあろうかと、はじめは敬老の念を以て対したが、はからざりき、心身すでに腐れ果て、今のごとき大逆の言を平気で吐こうとは。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)