胸膿きょうのう)” の例文
月の十日過には、嫂の病気は胸膿きょうのうという名がついた。医者の勧めで、適当な病院をえらんで手術をしなければ成るまいとのことで、義雄がその相談に愛宕下へやって来るほどに成った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)