背柄せがら)” の例文
背柄せがらは中位であったという。受け答えのよい人で話上手じょうずで、あったとも聞いた。話込んでくると頬に血がのぼってくる、それにしたがって話もはずむ。冷嘲れいちょうな調子のおりがことに面白かったとかいう。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)