“胆石”の読み方と例文
読み方割合
たんせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月二十九日発病、胆石たんせき。そのまえからひとの原稿を見てたのが二、三日ひどく大儀になって机にむかう気になれず、とうの枕をして寝ころんだまま読んだ。
胆石 (新字新仮名) / 中勘助(著)
わしは元来胆石たんせきでなあ。飲み過ぎると胸が痛み出す。痛み出すと自分でこの注射をやって眠るのが楽しみでなあ。ヒッヒッ。この見量なら下手な天秤よりもヨッポドたしかじゃ。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)