“肥躯”の読み方と例文
読み方割合
ひく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへドヤドヤ靴音がして、外事課員まで網羅した全機能を率いて、捜査局長熊城卓吉くましろたくきち肥躯ひくを現わした。法水は頓狂な声をあげて
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
鯨狼アー・ペラーの檻、その餌となる氷漬の魚の箱。ダブダブ揺ぐようなおのぶサンの肥躯ひくも、今はエスキモーさながらに毛皮にくるまっている。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)