聞違ききちがひ)” の例文
「お糸さんが電話口ヘ出ました。」と執次とりつぎの者が云ふ。をかしいと思つて、自分で話して見ると、羽田に居ると云ふのは何かの聞違ききちがひで、やはりあの内に居るんだと云ふことだ。
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)