聖堂せいだう)” の例文
れよりモスクワ川向かはむかふまち景色けしきなどを見渡みわたしながら、救世主きうせいしゆ聖堂せいだうや、ルミヤンツセフの美術館びじゆつくわんなんどをまはつてた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
聖堂せいだうの前をダラダラ登つて、お茶の水の方へ、その頃は橋はありませんが、眺めの良いところで、數丈の斷崖だんがいの上へお茶屋が二三軒建ち並んで居ります。
「櫻の馬場を、掘り散らしたら、うるさいことになるかも知れないが、俺とお前はその騷ぎに入らずに、明神樣の境内と、聖堂せいだう裏から見張つて居ることにしよう。解つたか、八」