“耳垢”の読み方と例文
読み方割合
みみあか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな茶筅髪ちゃせんがみの糸で巻いたところなど、さすがに有名な変物へんぶつだけあって、白絹の寝巻の袖ぐちを指先へ巻いて、しきりに耳垢みみあかを擦りとってはふっと吹いている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかるにそれを専門に商売にしている者があるから、東京は広いと思ったのです。馬琴の小説には耳のあか取り長官とか云う人がいますが、ひと耳垢みみあかを取る事を職業にでもしていたのでしょうか。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)