まぐわ)” の例文
牧草地を鋤または開墾用のまぐわで掘り起こして一エーカーにつき十ドルをもらい、また一年間肥料つきでその土地を使わせてもらっていること
畑の中を、うねから畦へ、土くれから土くれへと、踏みつけ踏みつけ、まぐわのように、かため、らして行く。鉄砲で、生籬いけがき灌木かんぼくの茂みや、あざみくさむらをひっぱたく。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それはまぐわをつけた馬が一匹、気違いのように逃げて行くのを、農夫が止めようとしているのであった。
門の前の野原には三つのまぐわがころがっていて、その間から入り交じって種々な五月の花が咲き出ていた。門はしまっていた。そのとびらはこわれかかった観音開きで、さびた古い金槌かなづちがそえてあった。
しかし、悲しいかな! アイルランド人の教化は一種の道徳的開墾用まぐわをもってくわだてらるべき手ごわい事業だ。
かれらはただちに仕事にかかり、見事な順序で、耕し、まぐわをかけ、転子ころならし、うねをたてて、ここを模範農場にせずにはおかぬ意気ごみのようであった。