“翼下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よっか50.0%
はねした25.0%
よくか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原範季の手に養われてきたが、頼朝の旗上げと聞いて、その翼下よっかに馳せ参じたのである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だつてさ、蝦夷山鳥の入つたソースとか、鷄肉とり翼下はねしたのローストでも食べさせて貰へなかつたら……それこそ、あたし、どうなるか分らないと思つてよ。お粥にソースをかけたのだつて美味おいしいわ。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
孔明を夏口へ帰さんか、これまた後日のわずらいたるや必定である。たとい玄徳を呉の翼下よくかにいれても、彼の如き大才が玄徳についていては、決して、いつまでそれに甘んじているはずはない。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)