翻弄ほうろう)” の例文
旧字:飜弄
そのころ、人事不省ふせいの両人をのせた気球は、不連続線の中につき入って、はげしく翻弄ほうろうされていた。ものすごい上昇気流が、気球をひっぱりこんだから、たまらない。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)