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翠帳
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すいちょう
ふりがな文庫
“
翠帳
(
すいちょう
)” の例文
あれが仮に
翠帳
(
すいちょう
)
における言語にして見ろ。われわれが、もとの人間の形を備えて、ここを
歩行
(
ある
)
いていられるわけのものじゃないよ。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
居間との境を仕切る重い
翠帳
(
すいちょう
)
を背景にして、眼醒めんばかりあざやかな全裸の姿態が今私の前に佇んでいるのであった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
鳥羽離宮の
翠帳
(
すいちょう
)
ふかき
処
(
ところ
)
、
春風
(
しゅんぷう
)
桃李
(
とうり
)
花ひらく夜か、
秋雨
(
しゅうう
)
梧桐
(
ごとう
)
の葉落つるの時か——ただ一個の男性としての上皇が、ほおをぬらして語り給う少年の日の思い出を——美福門院も、おん涙をともにして
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“翠帳”で始まる語句
翠帳紅閨