“翁屋”の読み方と例文
読み方割合
おきなや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラッ八の八五郎がもういちど引返した時は、翁屋おきなやはすっかり片付いて、町内の衆や親類方が引っきりなしに出入りしておりました。
やめてから矢の倉の鳥万、馬喰ばくろ町の平松、神田の翁屋おきなやと、勤めてはやめ勤めてはやめ、みんな三十日そこそこしか続かず、十六の春ようやく、こうじ町平河町の稲毛という店へ住込みでおちつきました
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ガラツ八の八五郎がもう一度引返した時は、翁屋おきなやはすつかり片付いて、町内の衆や親類方が引つきりなしに出入りしてをりました。