“翁寂”の読み方と例文
読み方割合
おきなさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さとからじゃ、ははん。」と、ぽんと鼻を鳴らすような咳払せきばらいをする。此奴こいつが取澄ましていかにも高慢で、且つ翁寂おきなさびる。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
翁寂おきなさびた声でもある。八九歳の童子が歌っているとは、想像もつかない声である。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「いや、翁寂おきなさびた事を言うわ。」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)