羽搖はたゝき)” の例文
ララは翼を振ひて上らんとす。われはこれに從はんとして、羽搖はたゝきするごとにおくれ、その距離千尋ちひろなるべく覺ゆるとき、忽ち又ララとおん身との我側にあるを見き。われ。そは死の境界きやうがいなるべし。