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羸弱
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ひよわ
ふりがな文庫
“
羸弱
(
ひよわ
)” の例文
が、自分ひとりは覺悟の前である生活の苦鬪の中に
羸弱
(
ひよわ
)
い彼女までその渦の中に卷きこんで苦勞させることは堪へ難いことであつた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
羸弱
(
ひよわ
)
くてあんな病氣に取り憑かれて死なれて見ると、派立(
本村
(
もとむら
)
の分村)の目病み婆見たいに八十の身空で、世話になる孫子にも嫁にも皆死なれて、村役場から米だの錢だのを貰つて
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
羸弱
(
ひよわ
)
な役人の腹は
薄荷
(
ペパミント
)
酒の
空壜
(
あきびん
)
のやうな恰好になつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
老いては
恃
(
たの
)
む子供のあることが何よりの力であり、その
羸弱
(
ひよわ
)
い子供を妻が
温順
(
おとな
)
しくして大切に看取り育ててくれさへすればと、妻の心の和平が絶えず
祷
(
いの
)
られるのだつた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
羸
漢検1級
部首:⽺
19画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“羸弱”で始まる語句
羸弱懶惰