義者ただしきもの)” の例文
云々うんぬんというような事で、イサクはどうやら父に殺されずにすんだのであるが、しかし、アブラハムは、信仰の義者ただしきものたる事を示さんとして躊躇ちゅうちょせず、愛する一人息子を殺そうとしたのである。
(新字新仮名) / 太宰治(著)