美嚢みの)” の例文
同国東部の美嚢みの郡などでは、迷子は狐でなく狗賓ぐひんさんに隠されたというが、やはり捜しにあるく者の中一人が、その子供の常に使っていた茶碗ちゃわんを手に持って、それを木片をもって叩いてあるいた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)