繊柔きゃしゃ)” の例文
涼子は何処か大勝の娘に共通したところのある細腰で繊柔きゃしゃな下町風の娘で、岡見のような兄の心持もよく解るほどの敏感な性質を見せていた。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)