よし)” の例文
新字:
想ふに授受が眞志屋と金澤氏との間に行はれた初には、よしや實に寓公たらぬまでも、眞志屋の名前人が立てられてゐたが、後に至つては特にこれを立つることをもちゐなかつたのではなからうか。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
第一君などの俸給では、食はずに溜めても、息子を洋行させることは出來ないが、よしや出來るとしても、さうして洋行させた子が死にでもしたらどうするのだ。女房をも餓死させては義務が立たない。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)