トップ
>
縫箔屋
>
ぬいはくや
ふりがな文庫
“
縫箔屋
(
ぬいはくや
)” の例文
染吉は
贋金
(
にせがね
)
造りか、贋金遣いを知っていたのかも知れない。——
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
を
止
(
よ
)
してノラクラ者になった染吉が、こんな贅沢な暮しをしているところを
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
同町の
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
の長というやつが、門の前を通りおったから、なまくら脇差にて叩きちらしてやったが、うちの
中間
(
ちゅうげん
)
がようようとめて、長のうちへ連れて行って
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その他、大丸直属の仕立屋や
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
が幾軒かあった。店蔵づくりの、
上方
(
かみがた
)
風の
荏柄
(
えがら
)
ぬりの格子窓で、入口の格子戸の前に長い
暖簾
(
のれん
)
が下っていた。帯ばかりくける家もあった。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
だの、仕立屋だの、床屋だの、道具屋だの、駄菓子屋だの、炭屋だの、米屋だの……あんまり口かずをきかない、世帯じみた人たちばかりが何のたのしみもなさそうに住んでいた。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
親譲りの
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
を嫌い、いろいろ
儲
(
もう
)
かりそうな仕事に手を出して、派手な暮しをしておりましたが、そのために内輪が苦しくなるばかりで、近頃はひどい借金に悩んでおりました。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
だの、仕立屋だの、床屋だの、道具屋だの、駄菓子屋だの、炭屋だの、米屋だの……あんまり口かずをきかない、世帯じみた人たちばかりが何のたのしみもなさそうに住んでいた。
雷門以北
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
「そうかい、——だが、あの娘には、
縫箔屋
(
ぬいはくや
)
の
丹次
(
たんじ
)
が付いているてえじゃないか」
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
箔
漢検準1級
部首:⽵
14画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“縫箔”で始まる語句
縫箔