“縦通”の読み方と例文
読み方割合
たてどおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縦通たてどおりから横通りへ、電車の交叉点こうさてんを、その町尽れの方へさがると、人も店も、の影も薄く歯の抜けたような、間々を冷い風が渡る癖に、店を一ツ一ツ一重ひとえながら、ぼうと渦を巻いたような霧で包む。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)