縦暴しようばう)” の例文
彼等平民はみづから重んずる故を知らず、おのづから侠客なるものをして擅横せんわう縦暴しようばうの徒とならしめたり、侠客の侠客たる所以ゆゑん、甚だ重しとせず、平民界にいりて一種の理想となりたる跡、まことに痛むべし。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)