編戸あみど)” の例文
竹の編戸あみどもものさびしく、折から七日すぎの上弦の月の光があかるくさしこんでいて、広くもない庭の荒れはてているのまでもはっきりと見える。
なおこれを詳しく説明すると、あまり高くない竹垣か生垣が庭を囲うておる。その垣の中ほどにいわゆる柴の編戸あみどとでもいうような、麁末な戸がある。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)