“緘(ふう)” の例文
三人とも口を緘(ふう)じられた。どしんと大きな沈黙を横たえられた感じだった。お婆さんは眼を開いて弥平の老(お)い窶(やつ)れた淋しい顔に視線を据えていたが、それも長くは続かなかった。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)