緒言しょげん)” の例文
先生は、それでも平気に序文をかいたり、ノートをつけたりしてすましている。のみならず、この序文を見ろと云ってハムレットへつけた緒言しょげんを読まされた事がある。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
先生の論文の緒言しょげんにあるように
指導者としての寺田先生 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
旧藩情緒言しょげん
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
従って先生の読んでくれといった新刊の緒論は、第三巻にあるのではなくて、やはり第一巻の第一篇の事だと知れた。それで先ず寄贈された大冊子だいさっしの冒頭にある緒言しょげんだけを取りあえず通覧した。