絞首台こうしゅだい)” の例文
旧字:絞首臺
絞首台こうしゅだいの幻影が、遠くからバーッと近づいて、眼界一ぱいにひろがり、また遠くから近づいて来た。あらゆる想念が、目まぐるしく彼の脳中をひらめき過ぎた。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
泥棒をして懲役ちょうえきにされた者、人殺をして絞首台こうしゅだいのぞんだもの、——法律上罪になるというのは徳義上の罪であるからおおやけ所刑しょけいせらるるのであるけれども、その罪を犯した人間が
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
死刑は絞首台こうしゅだいを使うことになっていた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)