トップ
>
紫衣
>
しえ
ふりがな文庫
“
紫衣
(
しえ
)” の例文
精力的な五十歳がらみの
肉
(
しし
)
むらをくるむ
紫衣
(
しえ
)
と
金襴
(
きんらん
)
からは、
名木
(
めいぼく
)
の香と人間臭とが一つに
交
(
ま
)
じって立ちのぼっている。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朝
神居古潭
(
かむゐこたん
)
の停車場から乘車。金襴の袈裟、
紫衣
(
しえ
)
、旭川へ行く日蓮宗の人達で車室は一ぱいである。旭川で乘換へ、
名寄
(
なよろ
)
に向ふ。旭川からは
生路
(
せいろ
)
である。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
朝
神居古潭
(
かむいこたん
)
の停車場から乗車。
金襴
(
きんらん
)
の
袈裟
(
けさ
)
、
紫衣
(
しえ
)
、旭川へ行く日蓮宗の人達で車室は一ぱいである。旭川で
乗換
(
のりか
)
え、
名寄
(
なよろ
)
に向う。旭川からは生路である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“紫衣”の解説
紫衣(しい、しえ)は、紫色の衣服である。前近代の日本や中国では、高官が身に付けるべき高貴な色とされた。原則として庶民や低い位の官吏には着用できなかったが、特に許されることがあり、名誉とされた。
(出典:Wikipedia)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“紫衣”で始まる語句
紫衣褫奪
紫衣金襴
紫衣束帛