紫檀製したんせい)” の例文
真夜中頃に、枕頭まくらもと違棚ちがいだなえてある、四角の紫檀製したんせいわくまれた十八世紀の置時計が、チーンと銀椀ぎんわん象牙ぞうげはしで打つような音を立てて鳴った。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)