紛雜みだれ)” の例文
新字:紛雑
爪箱とりて居ずまゐを改たむる時は、塵のうきよの紛雜みだれも何ぞ、松風かよふ糸の上には、山姫きたりて手やそふらん、夢も現も此うちにとほゝ笑みて、雨にも風にも、はたゝめく雷電にも
琴の音 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)