紛花こか)” の例文
しかし世の中にあんな痛快で得体がしれず、意味が紛花こかで、振りがでたらめで、節廻しと太鼓が悲哀の極みで、あやしく美しく所以ゆえんなく哀しく、あとからあとから泪のこみあげてくる踊りはない。
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)