紛泪ふんぱく)” の例文
ただつらを打って巴卍ともえまんじに打ち乱れる紛泪ふんぱくの中に、かの薙刀なぎなたの刃がギラリと光って、鼻耳をそがれはしまいか。幾度立ちすくみになったやら。……
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)