紙鳶いかのぼり)” の例文
自分が絵解えどきをした絵本、自分が手をとって習わせた難波津なにわづの歌、それから、自分が尾をつけた紙鳶いかのぼり——そう云う物も、まざまざと、自分の記憶に残っている。……
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
男の紙鳶いかのぼりといってたこを揚げるというのが春の遊びで、どこともなく陽気なものでございます。
紙鳶いかのぼり近く歌へる。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)