納戸部屋なんどべや)” の例文
馬には糧草ほしぐさを喰わせ、また、納戸部屋なんどべやのすみで、ただひとり刀をあらため、打粉うちこを打っているさむらいもあった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
室に接している文庫のほかに、彼がごく大事にしてる納戸部屋なんどべやが一つあった。それはりっぱな小へやで、そこに張ってある素敵な壁紙には百合ゆりの花模様や種々な花がついていた。