精進せじみ)” の例文
精進せじみの最後週は來ぬ。外國人は多く羅馬に歸りつどひぬ。ポヽロ門よりもジヨワンニ門よりも、馬車相驅逐して進み入りぬ。
君は今の女子の爲すところにならひて、謝肉祭の間、夫を河東に遣りて、僧と倶に精進せじみせしめ給ふならん。
姫今は精進せじみの時なれば何もあらねど、夕餉ゆふげ參らすべければ來まさずやと案内したるに、おうな快手てばやくおのれが座の向ひなるこしかけに外套、肩掛などあるを片付け、こゝに場所あり、いざ乘り給へと